【幼児期の取り組み】本が好きな子に育てよう作戦

本好き作戦は息の長い闘いです。結果がでるには少なくとも10年くらい必要です。

まじょ子やゾロリを読んで安心しちゃ駄目ですよ。ゾロリから絵のない本に移行できない子供は多いです。

目指すゴールは、文章を読むことが苦にならないこと。ストーリーを楽しめること。最終的には、本から知識を得ることを楽しめること。

本好きにしよう作戦でやったこと

図書館に通う

本は高いので買って読むには限界があります。できるだけ図書館に通うことにしました。

大量に借りてお気に入りをみつける

いつも 姉に10冊、弟に10冊で絵本を20冊。これに母用の本と雑誌を10冊ほど、30冊近くの本を一度に借りていました。車で行く日は、もっと多かった気がします。母も時間がたっぷりあったので子育て本や児童心理学の本など大量に読みました。

本を選ぶときに気をつけていたこと

  • こどもにも選ばせる
  • 司書のおすすめも入れる
  • こどもの気持ちを代弁するような絵本
    (弟がうまれたときには、お母さんをとられて淋しいお話など)
  • イベントの前には関連の本を借りる
    (キャンプの前は 星、焚火、自然などのテーマなど)
  • 季節に関連した本をいれる
    (夏は海水浴や七夕。秋はお月見、どんぐりやきのこなど)

お話会があれば積極的に参加する

育休中の2年間は、図書館でやっているお話会に毎週通いました。手遊び歌を教えてもらったり、自分が選ばないような本にふれることができました。

お話会のはじまりの歌と終わりの歌は、自宅で読み聞かせをするときも歌っていました。♪ろうそく パッ もひとつ パッ これから始まるお話会~♪

子どもが遊びに夢中になっていても、この歌で読書タイムに切り替えができてよかったです。

目につく場所に絵本置き場をつくる

子どもが生まれるまではインテリアにこだわっていたので、本当は目につく場所にごちゃごちゃ置くのは嫌でした。

それでも、目に入る場所に置かないと、しぜんに手にとってもらえない ので、ソファの正面、テレビの横に図書館から借りた本の置き場をつくっています。

図書館から帰ったら、借りた本を全部見えるところに並べます。母が借りた本も絵本と一緒に並べました。そうやって、親が読書を楽しんでいる姿もみせるようにしました。

まなびや

本が好きな子に育てたい 幼児期の取り組みと10年後の結果

小6姉の本好き作戦はこちら>>>「本が好きな子に育てたい 幼児期の取り組みと10年後の結果

小3弟の本好き作戦はこちら>>「小3男子 :本が好きな子に育てたい 幼児期の取り組みと8年目の結果

幼児期の絵本。何歳でどんな絵本を読んだ?

本好き計画では、このような意識で本を選んでいました。どんな本をいつ頃読んでいたのか、ほんの一例ですが、ご紹介します。

0歳から1歳 カラフルでリズムの良い絵本をくり返し

  • じゃあじゃあびりびり
  • しましまぐるぐる
  • がたんごとん

お座りができるようになったころ、特にお気に入りできゃっきゃと笑いながら楽しんだ本は「だるまさんが」

だるまさんが」は 鉄板ですよね。

だるまさんが どてーっ のところでは、自分も床にごろーんと転がり。だるまさんがびろーんのところでは、両手をいっぱいにのばして。まだ言葉もしゃべれない頃でしたが、読み終わるとじぶんで最初のページに戻して「あぅ~あう~」ともう一回読んでとせがまれました

9か月 絵本大好き
9か月のころ 絵本大好き!「たんたんぼうや」を読んでいるところ

「たんたんぼうや」もお気に入りでした。

長男に読みきかせしていたのは8年前ですが、いまだに覚えています。
「たんたんぼうやが あるけば たんたん。あとから だれかも たんたんたん。」
読むと歌のように響いて、読むほうも聞くほうも楽しくなる絵本でした。

本屋さんでは見かけたことがないので、友人の出産祝いのプレゼント用に何度も購入しています。贈る相手が既に持っている可能性が低いので、ちょっとしたプレゼントに贈りやすい本です。

2歳から3歳 ストーリーのある絵本を楽しむ

お話を楽しめるようになって、絵本の選択肢がひろがりました。図書館に頻繁に通うようになったもこの頃です。

かばくんの絵本を楽しむ長女 2歳頃

一緒に笑える本もたくさん読みました。本=楽しいものと感じてほしい。絵本の言葉を使って、普段の会話の中で笑いを共有できると楽しいです。

いいからいいから」は、 おじいちゃんのポジティブっぷりがスゴイ。読んだあとは、何か失敗した後に「いいから いいから」と言いたくなります。

4歳から6歳 心に響く本 想像がひろがる本

主人公の気持ちに寄り添って考えられるようになりました。いつも我慢することが多い長女が共感できるお話やせつないお話も読みました。いろんな立場の人の気持ちがわかる子に育ってほしいです。

  • 花さき山
  • 島ひきおに
  • おこだてませんように

空想の世界をのぞけるような絵本

「おおきな きが ほしい」「きょだいな きょだいな」など、絵本に想像力を刺激されて自分なりの空想の世界をつくってほしい。いろんな願いを込めて絵本を選んでいました。

雨の日の読み聞かせ定番は「雨、あめ」
漫画のコマ割りのような絵でお話がすすみます。セリフも説明もまったくないので、ストーリーや会話は想像でおぎないます。雨の日を楽しむ姉と弟の様子が生き生きと描かれています。

文章がないことで自然に想像がふくらみます。
ぜひ探して読んでみてください。

年長さんから低学年へ >>> 【本好き作戦】絵本のつぎは児童書へ【本が好きな子に育てたい】