英語学習を始めたころ、「小学生のうちは単語を書いて覚える必要はない」という記事をたくさん読みました。
でも間違いでした。実際に英語学習を進めていくとわかります。スペルを書いて覚える必要はあるんです。
目次
「単語を覚える」と「スペルを覚える」は別物

間違えないでほしいのが、「単語を覚える」と「スペルを覚える」は別物ということ。
単語を覚えるとは、apple と聞いてリンゴが思い浮かぶということ。リンゴの絵をみて apple という音が思い浮かぶこと。
意味のわかる単語を増やすとき、書く必要はないですよね。音を聞いて、声に出して覚えることができます。これが「単語を覚える」です。
我が家でも英語学習を始めたばかりの頃にやっています。
【まずは目標設定】家庭学習でお金をかけずに英語を身につけよう!【子ども英語】「単語を覚える」時には書く必要はないです。ただし、「スペルを覚える」ときは書く必要があります。
英語のスペル暗記は漢字の書き取りと同じ
日本語で、読めるけど書けない漢字ってたくさんありませんか。聞いたとき意味はわかる。読める。でも書けない。4技能のうち 「書く」ができない状態ですね。
漢字も英語のスペルも多読しても書けるようにはならないです。よく、専門家の人が多読しているうちに覚えるといいますが、あれは「単語を覚える」という意味であって、「スペルを覚える」ではないです。絶対に。
「鬱」とか「薔薇」とか何度読んでも読んだだけでは書けませんもの。
読んだだけでは書けないから、小学1年生からコツコツ漢字の書き取りをして覚えるんだと思います。
英語のスペルも一緒です。ネイティブの子供たちだって、書いてスペルを覚えています。フォニックスがわかって、発音を完璧に覚えても、全部の単語は書けません。ネイティブにとってもスペルを覚えるのは大変なんです。だから、スペリングビーのようなスペル暗記を競う大会があるんだと思います。
よっぽどの天才でない限り、漢字も英単語も手が感覚を覚えるまで、何度も書いて覚えるしかないのです。
小学生の時間がたくさんあるうちにコツコツ覚える。これが一番の近道ではないでしょうか。
小学生の「スペル暗記」はいつからやるべきなのか?
答えは、「英語を書くようになったら同時に」スペルも正しく覚えること。
このノートをご覧ください。
うちの小3男子がディクテーションをやった結果です。
ディクテーションとは、英語を聞いて、文章を書きとることです。小3男子がCDを聞いて何も見ずに書いた英文がコレです。
テキストは、「中学英語スーパードリル」
このテキスト、半年前に終わっています。その後、英検5級の対策。英検5級合格後は、中学英語スーパードリル 中1後期に取りくんでいました。
小学生の場合、覚えるのも早いが忘れるのも早いので学習済みの範囲をどこまで覚えているのか確認するためにディクテーションをやってみたのです。
テキストは「レッスン32」まであり、全部がこの状態。
半年前にやったテキストだが
リスニングはできる。
文法も理解できる。
単語が書けない。
単語が書けないのよぅ。
スペリングの練習は全くしていないのですから、当然の結果です。
「小学生のうちはガリガリ書いて単語を覚える必要はない」という話をそのまま信じていたんです。アホですね私。
レッスン32までこの状態ですよ。どう見てもスペリングの練習が必要でしょう。
日本語だったらどうでしょう。子供に文章を書かせたら漢字をことごとく間違っている。1年生の簡単な漢字が書けないまま、2年生の学習に入りますか。
このまま、次々にテキストを進めていくとスペリングだけが育たないままになってしまいます。あまりにもバランスが悪い。ここまで学習が進んでいるのに簡単な単語が書けないのはバランス悪いです。
じゃあ、スペリングの練習はいつやるの?
今しかないです。文章を書き始めたらやりましょう。
小学生だって、文章を書き始めたら、スペリングの練習は必要です。
まとめ
たくさん読んで、聞いて、声に出して、ボキャブラリーをどんどん増やしましょう
間違えたまま覚えてしまうと、後で修正するのは2倍の労力がかかります。英語で書くことを始めたら、同時に少しずつスペリング練習をやりましょう。
英語のスペル練習は、漢字練習と同じ。手が覚えるまで書きましょう。
我が家では、テキストを1冊終わらせた後に、スペルの重要性に気付いたため、まとめて覚える羽目になってしまいました。これから子供の英語学習を進める時には、スペルの習得時期をよく考えてみてください。
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