【まずは目標設定】家庭学習でお金をかけずに英語を身につけよう!【子ども英語】

英語の目標設定

子ども英会話は巷にあふれていますが、英会話スクールで英語が話せるようななった子どもに実際に会ったことがありますか?

ご近所で英会話に通っている子がいたら、ママさんに話を聞いてみてください。

小学校の6年間英会話に通っても文法も怪しい、日常会話もままならない子のほうが多いと思います。

なぜ家庭学習なのか?

日本にいて英会話レッスンに週1回か2回 通っているだけでは、絶対に英語を話せるようにはなりません。

圧倒的に英語にふれる時間が足りないんです。

英会話スクールが無駄だというわけではありません。

本気で身に着けようと思ったら、英会話スクールに通うだけじゃダメです。お教室でやること以外に、家庭でも宿題や音読にしっかり取り組む姿勢が大事です。

英語学習に必要な時間 3000時間

英会話レッスンだけでは、英語を話せるようになりません。

英語に触れる時間が足りないからです。

私もかつて「英語が話せるようになりたい」と英会話スクールに通ったことがありました。でも、2年間英会話スクールに通って、週1レッスン & 家で週3日くらい英語の勉強では、全く上達する気配すらありませんでした。

劇的に英語が上達したのは、外資系の会社で 会議も資料も全部英語という環境に入ってから。

とにかく英語をなんとかしなきゃと必死で、起きている時間はほぼ英語漬けの生活になりました。

通勤途中は辞書を片手に今朝見たニュースを英語で説明する脳内シュミレーションを行い、仕事中はずっと英語。残業も多かったので1日12時間くらい英語で仕事をしてました。そのうえで帰宅後は英語の勉強。

そんな生活を1年くらい続けているうちに、日本語から英語の変換なしに英語で文章がでてくることに気づきました。

日本にいて英語を話せるようになるには、英会話スクールに通っていた頃の勉強量では全く足りなかったと実感しました。

あの頃の自分は、スクールに通っていることで、英語を勉強している気持ちになってただけじゃないかと思います。

英語をものにするために必要な時間は、3000時間と言います。


スクールに週2回+1時間 宿題をしたとすると、1週間で3時間。

1か月 12時間。年間 144時間。


3000時間に到達するまで、20年くらいかかります。

スクールも良いですが、それだけじゃ足りません。

逆に、お教室に通っているという安心感で家庭で勉強しなかったら、まったく意味がありません。

家庭学習なしには、こども英語はあり得ません。

英語習得に必要な3000時間を、時間的余裕がたっぷりある「こども時代」に少しずつ積み重ねていきましょう。

英会話レッスンを受けるタイミング

優先順位

子供がまったく知識ゼロで英会話のレッスンを受ける場合、英語の歌や挨拶、フレーズだけ覚えて、楽しいね、発音がすっごくいいね。で終わりではないでしょうか。

もちろん、英語に親しむのも大事。教育資金と時間に余裕があれば、幼児期からプロの力を借りるのが一番でしょう。

ただ、大学までを見据えて教育資金に限りがあるなら、英会話レッスンはアウトプットの場として使うべきです。

ある程度のボキャブラリーを獲得して、カタコトでも短い文を作れるようになった頃に、会話する場所として利用すべきだと思います。

その時は、グループレッスンではなく、マンツーマンで。レッスンが1時間あったら自分が話す時間が8割、先生が話している時間は2割くらいを目指します。

最近は、安いオンライン英会話レッスンがたくさんあります。我が家でもアウトプットの場として、オンライン英会話を利用するつもりです。

英語習得までの道のりは長いので、教育資金をつぎ込むポイントを見極めましょう。

英語の目標を決める

何をするにもゴールは大事。目的地を決めなければ出発できません。

まずは、目指すレベルを具体的にイメージしましょう。

「英語がペラペラになること」ではダメ。漠然としすぎです。

ペラペラの中身をもっと具体的に考えましょう。国際会議の同時通訳レベルのペラッペラか、海外ひとり旅で困らない程度のペラなのか。

目的地が違えば、当然ながら通る道も違います。

ひとつの例として、我が家の家庭学習における英語の基本方針を紹介します。

我が家の基本方針
  1. ネイティブレベルじゃなくて良い
  2. 日常で使える英語のレベルを目指す
  3. 失敗を恐れないで話すメンタルが重要
  4. 読み書きには語彙と文法が必要
  5. 英語で何を表現するのかが一番大事

英語についての方針は、子どもが生まれた時点で意識していました。

ネイティブレベルは目指さない

万国旗

英語は世界の共通語になっていますが、英語を話す人の中では、圧倒的に英語が母国語ではない人のほうが多いことをご存じでしょうか?

世界の人口約70億。英語を話す人口17.5億。そのうちネイティブスピーカーはたった3.9憶人。

私自身が外資系企業で何年も働いて感じたことですが、グローバル企業では非ネイティブ英語話者がたくさんいます。

各自の英語レベルも様々。各国それぞれの訛りがあるし、完璧な英語を話す人のほうが少ない。

そんな非ネイティブが多い場面では、連絡ミスが起きないように、誤解をうまないように、意図して簡潔な表現を選ぶことが多いです。おかげでなんとか英語で仕事ができていました。

日本人は、ペラペラじゃなければ恥ずかしがって発言しない人が多いけれど

もっと気楽に喋って良いと思うんです。

家庭学習では、まずは日常で使えるレベルの英語を目指します。

さらに上のレベルについては、子どもが日常生活レベルに到達してから考えます。

気楽に行こう! が基本方針です。

日常で使えるレベルの英語 

我が家の目標は、日常で使えるレベルの英語です。
具体的には 高校生で TOEIC 750 くらいをイメージしています。

ただし、この試験の点数は目安にすぎません。

試験対策ばっかりやれば、実力がなくてもある程度スコアが取れます。海外にいた頃、TOEIC 800以上あるのに全然話せない子もたくさんいました。

実力が伴ったスコアってことが大事です。

出典 神田外語学院
MEMO
TOEICの大学生の平均スコアは 580点くらい。高校3年生の平均スコアは 420点くらいです。

参考データ:http://www.iibc-global.org/library/default/toeic/official_data/pdf/DAA.p

家庭学習で高校生2年生くらいで750に到達できるといいかなと。うちの子は、まだ小学生なので、そうとう気の長い話です。

そして、ある程度のレベルに達した後は、子どもが自分で上のレベルを目指していけばよいと思っています。

失敗をおそれずに話すメンタル

英会話

英語4技能の話すスキル。語彙力が必要なのは言うまでもなく。発音も大事。技術的なことは、コツコツやるしかないです。

ただ

それ以上に英会話の上達には、メンタルがとっても大事

日本人は完璧主義者が多くて、上手に話せないからと発言しない人多め。特に、自分より英語が上手な日本人がいると話せないって人、多いです。

失敗を恐れて発言しない人は、何年海外に住んでも英語が話せるようにはなりません。

それにくらべて「世界の果てまでいってQ」の出川哲朗さんの英語は本当にすごいです。あのメンタルあれば、どこでもやっていけます。子ども達にお手本として見せてます。

大人になってからメンタル鍛えるのは難しいけれど、子育て中だからこそ、子どもだからこそ身につけられることもあるんじゃないかな。

どっちかっていうと英語より大事じゃないですか? メンタル。

失敗を恐れずにチャレンジできるような子に育てたいと思っています。

読み書きには語彙と文法が必要

読み書きの基本は、語彙力です

言葉を知らなければ、そもそも読めない。

単語が不足していると英語学習がスムーズに進まないので、ボキャブラリーを増やすことが最優先です。

子どもには文法を教える必要ないという意見もよく聞きますが、基本的な文法は覚えたほうが絶対効率がいいです。

四六時中、英語に囲まれた環境ならともかく、日本にいて、両親ともに日本人でとなると、英語に触れる時間は極端に少ない。文法も知らずになんとなく英語で文章が作れる状態にはなりません。

計画としては

手始めに英語の語彙を覚える。

小学校の国語で主語・述語などを理解できるようになったら、英語の文法を教える。 の予定です。

英語で何を表現するのかが一番大事

優先順位

英語はあくまで表現するための道具にしかすぎません。

英語が話せても、話の内容が空っぽでは、誰も耳を傾けてくれません。日本で仕事ができない人間が、英語が話せるだけで海外で仕事ができるわけもありません。

英語以前に、自立して生きられること、教養やマナー、AI に負けない知識を身に着けるなど、やるべき事はたくさんあります。

共働き世帯で、子どもと一緒にいられる時間が少ない中で、何を優先すべきか。

英語だけに時間を割くわけにはいきません。バランス良くやっていきましょう。

まとめ

子育て中は、周りの情報にとにかく流されがち。

「2020年、英語の教育改革が・・・」という記事を見たり、ママ友に「4月から英会話に通わせるの」とか言われると、不安になりますよね。

後から耳に入ってくる情報に流されて不安になるくらいなら、最初に調べつくしてしまいましょう。

情報はママ友からも集めましょう。

大手のキッズ英会話は、各教室にいる講師の質によってクオリティが全然違います。

近隣の先輩ママの口コミ情報が大事です。

人気の先生は、生徒も辞めず空きができない事もあります。タイミング良く入れるようにアンテナを立てておきましょう。

大事なお子様の将来にかかわることです。 

具体的な目標や指針が決まっていれば、周りの声に流さなくなります。

ぜひ、時間をとって具体的な目標を決めてください。

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