中学受験で必要な「ことわざ」。受験しなくても一般常識としても身に着けておきたいもの。
我が家で効果をあげているトイレ勉強法を紹介します。親はちょっと面倒ですが、ポスターを貼るだけよりは効果大です。
目次
壁にはる単語は小出しにすること
何かを覚えさせるとき、情報が大量に載っているポスターを貼るのは効果が薄いです。情報が多すぎると、どこを見れば良いのか分かりづらい。見慣れてくると景色の一部になってしまいます。
そこで、10個~20個くらいを小出しにしましょう。少しづつ見せたほうが効率がいいです。
我が家では、ちびむすドリルさんのことわざ一覧表を使いました。
ちびむすドリル 小学生用ことわざ一覧プリント
全部で11枚。220個のことわざが載っています。
働く母は忙しいので、いつでも貼れるように全ページをいっきに印刷して置いておきました。
勉強感をださない。覚えなさいと言わない。
「ことわざプリント」をトイレに貼りますが、あえて話題に載せません。
覚えなさいと言われるとテンションが下がってしまうので、さらっと貼ります。ことわざ以外のお勉強もしているので、トイレで覚えることわざは勉強だと思わせたくないのです。
そのためにも、完璧に覚えさせようとしないこと。知っていることわざをできるだけ増やしておき、いざ受験になったら、まだ覚えていないものにだけに注力すればよいのです。
親が会話で「ことわざ」を使うこと
トイレにプリントを貼ったら、日々の会話でどれかひとつでも使ってやろうと心に決めます。
親がことわざを会話にまぜると「あっ、それトイレで見た!」と気づきます。
うちの子は、しばらくすると、自分でも会話にことわざを混ぜるようになってきました。
「知っている」と「使える」の差は大きいです。
プリントを貼りかえるタイミング
今日はどの「ことわざ」を会話で使おうかと、毎日プリントを眺めていると自分が飽きます。親が飽きたら、新しいプリントを上から貼りましょう。
親が飽きたころには子供はとっくに飽きています。
前のことわざが、めくって見られるように重ねて貼りましょう。
やる気をおこすクイズを出す
淡々とプリントを貼っていると親も子も飽きます。すぐに飽きるのが人間です。
トイレに貼ったことわざプリントが3,4ページになったら、前のページをめくって探したくなるようなクイズをふせんに書いて貼ります。
例えば、「生き物がはいっていることわざ。何個あるかな?」とか。
食事時などにタイミングを見て、答えを発表してもらいます。
「何個みつけた?」あくまでクイズ風に。
「豚に真珠でしょ~、〇〇でしょ~」こどもは覚えていることわざを暗唱してくれると思います。
「他に馬がいた気がするんだけど~」などと言っておけば、次のトイレタイムには馬のことわざ探していたりします。
一度、生き物に注意してことわざを探した後、新しいプリントが貼られると、
「あっ、これも生き物だ!」と記憶に残りやすくなります。
同様に、「鬼は何匹いたでしょう」「数字がはいったことわざは?」などちょいちょい出しておけば、小3男子でもかなりの数を覚えてくれました。
まとめ
ことわざや慣用句は、会話の中や文章のなかで自然に使えるようになることが目標です。
勉強と思わせず、すきま時間にトイレで覚え、会話で使いましょう。
ポスターを貼るだけでは景色の一部になりやすいので効果が薄いです。量を小出しにして、意識がプリントに向くような働きかけをしましょう。
算数や国語、理科に社会。やるべき事が多すぎて「ことわざ」に時間を割くのは大変です。時間のある低学年のうちに覚えておきましょう。
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